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パラグライダーで上空500mを飛んで最高!

一度やりたかったパラグライダーをやりに行ってきました。500m上空から直接見える景色と、風に舞うような浮遊感は、今までに感じたことのない独特の感覚でした。もう最高に気持ち良かったですね。

パラグライダー

還暦に近づく年齢になって、ボンヤリとですが、死ぬまでに一度やってみたいことの一つに「大空を飛ぶこと」でしたが、その目標のひとつをやりに行ってきました。

おじさんは高所恐怖症じゃないですが、さすがに500mの高いところから、あんな頼りなさそうな布とひもでできた乗り物で飛ぶなんてことが、ちょっと怖くて躊躇してましたが、意を決して申し込みました。

パラグライダー体験を申し込んだのは兵庫県丹波市にある「ロールアウトパラグライダースクール」です。当日、スクールに着くころには、ちょっと恐怖心がわいてきて、トイレに何回も行ってしまいました。

パラグライダー

ロールアウトパラグライダースクール

パラグライダー体験は全国の色々なショップで行っているようですが、ここにはパラグライダーの日本チャンピオンやベテランのインストラクターが多数在籍しているようなのと、自宅から2時間程度で行けるので決めました。

10日ほど前にパラグライダー体験の申し込みの電話を入れると、なんとか6月3日の土曜日の午前8時なら空いているということで即予約しました。

パラグライダー体験は、500mの山からインストラクターと一緒になって大空に飛べる「タンデムフライト」と、なだらかな斜面でパラグライダーの浮遊感を味わうことのできる「半日体験コース」があります。

大空を飛ぶ爽快感を体験したいなら迷わず「タンデムフライト」ですね。「半日体験コース」だと高く飛んでも3mほどです。

誰でも大空を飛べる「タンデムフライト」

タンデムフライトは、インストラクターを背中にオブっているような恰好で飛びます。パラグライダーの準備や操作など、全部インストラクターがやってくれるので、あとはインストラクターに任せて飛ぶだけなので、とても楽ちんです。

スタート地点は、ショップの南側の標高500mほどの山の頂上からです。そこまでショップから数台のワゴンに分乗して行きます。

ショップから頂上までは約15分くらいですが、山道は車一台が通れるほどの細いつづらおりが頂上まで連続して、車に弱い人はここで酔ってしまうこともあるようです。

当日は晴れてましたが、スタート時には少し雲がでていてました。ショップの人いわく、ベストな天候だそうで、あまり晴れて暑くなると上昇気流が出て初心者には難しいとのことです。

まぁタンデムフライトには、あまり関係なく、インストラクターはベテランなので、少々の風なら問題なくフライトできるようです。

到着するとショップの人たちは、手際よく準備にかかります。一番目の人がフライトするまで5分ほどでした。

たぶん恐怖心を生まない一番いい方法は、考えている時間を与えないことじゃないかと思うほどに、スタート地点に着いてほとんど説明無しにいきなり大空へジャンプです。

スタート地点には木のジャンプ台が急こう配で設置してあって、準備ができるとインストラクターの「ハイ、走って!」という声とともにイキナリ押し出されます。

パラグライダー

よくあるテレビのバンジージャンプで、タレントが「ちょっと待ってください」と言いながら数分間もスタート台でビビッているということはなく、もう有無を言わさずという感じです。

心の中では「なんも説明も無いんかい!」と思いながら大空に飛び出しましたね。

まぁ結果的にそれが恐怖心が出る前に飛べたので、怖さをあまり感じなかったというのが本音です。

フライト時間は、10分ほどです。最初ゆっくりと降りていきます。その間にGoProで静止画と動画を撮ってもらいます。撮影は有料(2,000円)ですが、初めてなので記念に撮ってもらいました。

ゆっくりと景色を見ながら降下していきましたが、インストラクターが「急旋回しますか?」と聞いてきたので、お願いすると軽く急旋回してくれました。

軽く急旋回といっても、かなりのGと風圧を感じます。2~3回してもらったのですが、あと何回かするときっと酔ってしまうほどです。急旋回を繰り返すと、初心者は酔うみたいです。

山間の景色や、グラウンドで野球する学生たちや、車や人の歩く姿が近づくにつれて、ほとんど怖さが無くなります。

着地は、ショップ前にある畑の合間にある空き地です。足で着地するのではなく、ゆっくりと降りてくれるので、座ったままでお尻から滑るよう着地します。

足を上げているだけで、衝撃もなく着地するので、体力とかはまるっきり関係なく、女性やお年寄りでもできます。

パラグライダーの浮遊感や足の下に何もない感覚は、生まれて初めての最高の経験でした。大空を自由に舞う爽快感が味わえるスポーツですね。

スマホやデジカメも落ちないように紐などで付けていけば、自分でも大空からの写真やビデオ撮影はできます。

おじさんはカメラを持って行ったのですが、フライト直前に調子が悪くなってしまい。残念ながら上空からの撮影ができませんでした。

空中に浮く感覚が体験できる「半日体験コース」

半日体験コースは、ゴルフコースを狭くしたようななだらかな斜面でパラグライダーが経験できるというコースです。

パラグライダーを着けて、なだらかな斜面を駆け下りると、体が浮く感覚が体験できます。うまく行けば3mほどは浮けますね。

ライセンスを取る人たちも、ここでコントロールなどの練習しています。

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なだらかな斜面なので、怖さがないですが、逆にスリルもありません。大空を飛ぶということが出来ないので、半日体験コースだけを申し込むのはもったいないと思います。

ハマると移住してしまう

ショップには、パラグライダーを一度体験してみたいという体験コースの人たち以外に、ライセンスを取って自由に飛ぶために練習に来ている人たちもたくさんいました。

やはり土日や休日は人も多いらしいのですが、平日でも10人ほどは練習しに来ているようです。

パラグライダーは、一機70万円ほどするらしく、消耗品なので3年~5年ほどで買い替える必要があるようです。

安いものじゃないので、ショップに来ている人たちもやはり、お金に余裕のありそうな年配の人たちが多いように思えました。

ショップの人に話を聞くと、パラグライダーにハマってしまって、他府県からショップ近くに移住してきた人たちも何人かいるようです。

農業にはまって里山に移住した人や、サーフィンにはまって海辺に移住した人なんかと同じ感覚みたいですね。

パラグライダー上級者になると、上昇気流に乗って、2,000mから3,000m位まで上昇していくこともでき、遠くは大阪の淀川河川敷、琵琶湖、日本海まで飛んだことがあるようです。

パラグライダーやってみた良かった。ホントにメチャメチャいい経験ができました。

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